ミリタリー×ユニクロコーデ「ミリクロ」をマスターしてファッションを制せよ
お小遣いの少ないおっさんがオシャレになる!オシャレを楽しむ!そのためにはどうすればよいか....。このブログでは何度か書いてきましたが、結論から言えばミリタリーアイテム×ユニクロのコーディネートが最適解です。
なんかキャッチーなネーミングないかなーと考えました!ミリタリー×ユニクロ.....「ミリクロ」! なんというか単純なネーミングですが...みなさんも使ってください(笑)
ミリクロがオススメな理由
とにかくコスパが良い
ユニクロ以外のアイテムを選ぶ場合、ハードルとなるのが価格です。そりゃ予算に余裕があればたくさん選択肢はあるのですが....少ないおこずかいで!となると....
そこでオススメなのがデットストックや古着のミリタリーアイテムです。希少価値が高く人気のアイテムは高価なものもありますが、基本的にはかなり安く手に入れられます。ジャケットであれば3000〜10000円で入手可能です。
左:ジャングルファティーグ(レプリカ) 約5000円
流行に左右されにくい
デットストックや古着などは数十年前のアイテムだったりするので、あたりまえですが、今の流行は念頭にありません。なので、ミリタリーアイテムは流行のアイテムを購入するよりも長く着続けることができます。
ロシア軍スリーピングシャツ
頑丈で機能的
戦闘服や作業服ですので無駄な装飾はなく、全て意味のあるデザインになっています。また、ハードな利用を想定してるものが多く、生地やステッチなどかなり頑丈な作りになっています。
国を守る兵士に支給され、彼らの命に関わるものですので、審査もおそらく武器と同様に厳しいのでしょう。作りに一切の妥協はありません。
おっさんに似合う
ファッションとしてここが一番重要なポイントですね。ミリタリーアイテムは上記で述べた通り機能的で頑丈に作られています。
頑丈な生地はハードな印象を与え、容量も数も多いポケットは地味になりがちなおっさんにいい感じのアクセントになってくれます。
年を重ねてきたおっさんは、顔にどんどん余計な要素が加わっていきます。シワ、シミ白髪...シンプルで綺麗なだけのファッションでは、顔が浮いてしまいがちです。ミリタリーアイテムは必要な機能に応じて普段着よりも多くの要素が盛り込まれています。そしてハードな作りになっているので、浮き気味のおっさんの顔を良い感じにカバーしてくれます。
収集欲求を満たしてくれるオタク的アイテム
本物のミリタリーアイテムの多くは実際に各国の軍隊で使用されてきた、もしくは使用中のアイテムです。そのアイテムの詳細を調べるだけでもかなり面白く、ファッションアイテムとしてだけでなく趣味のものとしても魅力的です。ファッションに興味のない男友達にもうんちくを語って自慢できます
ミリクロのコーデパターン
オススメのミリタリーアイテムですが、ではどのようにコーディネートすれば良いのでしょうか?
初心者はミリタリーをワンアイテム
まずはミリタリーアイテムを1つだけ取り入れてみることをおすすめします。無骨で機能的なのにリーズナブルなのでとてもオススメなアイテムなのですが、だからといってなにも考えずに全身ミリタリーにしてしまうと、軍人かサバイバルゲームに行くようなファッションになってしまします。
そこでオススメするのは、ユニクロの中に1つだけミリタリーアイテムを取り入れるミリクロコーディネートです。
ユニクロのアイテムはシンプルでスタンダードなものが多くユニクロだけでのコーディネートでも、そこそこのコーディネートになると思います。しかし、個性のない(良く言えば落ち着いた)ファッションになってしまいがちなのも事実。そこで、ミリタリーというスパイスを加えてあげると...あら不思議、個性的でオシャレなファッションの完成!というわけです。
では具体的なコーディネート方を見てみましょう。
「トップス:ミリタリー」×「 ボトムス:ユニクロ」
初心者にオススメなのがこのパターンです。
コーディネートがおしゃれかどうかは全体のシルエットが大きな要因となります。さらに、全体のシルエットを決める上で一番大切なのは誤解を恐れずに言えばボトムスです。
端的にそれを説明すると、ボトムスのシルエットってあまりファッションに興味のない人でもわかるような、たくさん種類があります。ストレート、ワイド、テーパード、フレア、スキニー...これだけたくさんあるのはそのシルエットがファッションに大きく影響するからです。
話をコーデ全体のシルエットに戻します。
コーディネート全体のシルエットはどのようなシルエットがおしゃれか...それはその時々の流行に左右されてしまいます。残念ながらそれはファッションの宿命です。なのでコーデのおしゃれ度を決めるボトムスは優先的に流行を取り入れておく必要があります。
逆にボトムスでしっかりトレンドを抑えれば、トップスは遊びやすくなります。
ユニクロはあまり流行に左右されないアイテムを展開していると思われがちですが、実はそうではありません。シンプルな定番商品を装っていても微妙にシルエットを調整し流行に合わせています。また、一昔前よりも流行を抑えたアイテムがかなり多くなっています。
というわけで、ボトムスにはシンプルながら流行も抑えているユニクロのアイテムを持ってくることを初心者にはオススメします。
たくさんあって選べない!という方に具体的にオススメするならば、2020年春夏時点では「EZYアンクルパンツ」のラインナップがオススメです。
また、ユニクロUなどデザイナーとのコラボアイテムも、トレンドを押さえているので、迷った場合にはおすすめします。
「トップス:ユニクロ」×「 ボトムス:ミリタリー」
先程とは逆のパターンですが、これも理論は同じです。ボトムスのミリタリーアイテムのシルエットに注意すればユニクロには出せない無骨なコーディネートが可能となります。ボトムスのシルエットが重要なのは先述の通りなので、初心者には若干ハードルが高いかもしれません。どのアイテムを買えばよいかわからないという方にオススメなのはカーゴパンツです。
カーゴパンツとはもともとは貨物船[カーゴ]の乗員が着用するようになった作業ズボン[パンツ]のことです。低い姿勢でも使いやすいように膝あたりの左右にマチのある大きなポケットがついていて、6つポケットがあることから、6ポケットパンツとも言われています。ゆとりのあるワイドシルエットが多いので、今の流行を押さえることができます。
デットストックや古着のカーゴパンツを選ぶ上で、一番注意したいポイントは丈感です。ウエストを気になさる方が多いと思いますが、もちろん自分サイズより細いウェストは履けないのですが、大きい分にはごまかしがききます。私は82cmがジャストサイズですが100cmくらいのウェストのカーゴパンツも何本か持っています。ごまかせないのは丈のほうで、元々太いデザインなので、丈が長すぎるとだらしない印象になってしまいます。ジャストサイズか理想的ですが、少しロールアップするくらいの長さでも良いでしょう。折返しの回数が多くなると、サイズ合ってない感が出てしまうので、2回折返しくらいがオシャレで折り返しているように見えるので良いと思います。
コーディネート例
では実際のコーディネートを見てみましょう!
私の身長は177cm体重は72kgです。サイズの参考まで。
その1:ミリ×ユニ
ジャケット:アメリカ軍ジャングルファティーグ(レプリカ) 5000円 サイズMedium regular
シャツ:ユニクロ×JW Anderson エクストラファインコットンブロードオーバーサイズシャツ サイズXL 2990円
ボトムス:Uniqlo U ワイドフィットストレートパンツ サイズ85 3990円
解説
ミリクロファッションのスタンダードな着こなしになると思います。
トップスには定番のジャングルファティーグジャケットをチョイスしています。オリジナルは価格が高騰していてなかなか手は出ないので中田商店のレプリカです。
インナーとボトムスはユニクロです。シャツはJW Andersonとのコラボ、ボトムスはユニクロU。どちらも定番っぽいアイテムですが、コラボ商品なのでトレンドを押さえたデザイン、シルエットになっています。
白シャツとスラックスっぽいボトムスだと、定番というかシンプルでカジュアルには少しキレイすぎるコーディネートですが、ジャケットをミリタリーアイテムにすることで、ユニクロだけでは出せない無骨さが出せていると思います。
その2:ミリ×ユニ
ジャケット:イタリア軍パラシュートジャケット 8000円 サイズ3
Tシャツ:ユニクロ エアリズムUVカットクルーネックT(長袖)サイズXL 1500円
ボトムス:Uniqlo U コットンリネンワイドフィットテーパードパンツ サイズL 3990円
解説
このコーディネートは上のその一とほとんど同じ考え方ですね。シンプルなユニクロコーデのアウターにミリタリージャケットをチョイスしています。
その1、その2のコーデのもう1つのポイントは色です。ミリタリーの定番色、オリーブにはネイビーが良く合います。またシャツに白を持ってくることでクリーンな印象を加えています。黒などでも合いますが、少しハードすぎる印象になるので、白で中和しています。
その3:ミリ×ユニ
ジャケット:スウェーデン軍プリズナージャケット 5000円 サイズ52
シャツ:ユニクロ×JW Anderson エクストラファインコットンブロードオーバーサイズシャツ サイズXL 2990円
ボトムス:Uniqlo U ワイドフィットストレートパンツ サイズ85 3990円
解説
その1のコーデのジャケットをスウェーデン軍プリズナージャケットに変えただけです。ジャケットは光沢のあるデニムのようなカジュアルな素材です。仕立てもパッチポケットなどワークテイストなのでキレイになりすぎず、無骨すぎずバランスの良いコーディネートになっていると思います。この組み合わせならば、職場によっては仕事や打ち合わせでも可能なコーディネートだと思います。
その4:ユニ×ミリ
ジャケット:ユニクロコンフォートブレザー サイズXL 5980円
シャツ:ユニクロ×JW Anderson エクストラファインコットンブロードオーバーサイズシャツ サイズXL 2990円
ネクタイ:J.PRESS 9800円
ボトムス:フランス軍 M-47 前期 10000円
解説
ジャケットにユニクロのコンフォートブレーザー、 ユニクロ×JW Andersonの白シャツにネクタイとスタンダードなキレイめアイテムを組み合わせています。このままボトムスはチノパンなどでも良いのですが、無骨なカーゴパンツを選んでいます。
M-47には1940年代 - 50年代に使用された前期モデルと60年代に使用された後期モデルがありますが、写真は前期モデルになります。前期モデルはシルエットがストレートに近いワイドシルエットですが、後期モデルは裾に向かってテーパードされています。ファッションアイテムとしては後期モデルのほうが合わせやすいと思います。私も後期モデルもほしいですが、持っていません。
M-47はデザイナーのマルタンマルジェラが縫製技術の高さを証明するためにランウェイで、裏返しに着せて歩かせたという逸話があります。
これを履いておけばとりあえずおしゃれというか、ファッション通ならだれでも認めるアイテムですので間違いがありません。残念ながら近年は希少性が高くなってしまって、2万円オーバーでの販売がほとんどです。※私が購入した時は1万円くらいでした...
カーゴパンツは各国の軍で1本はラインナップがあるといってもいいくらい定番のアイテムです。一部を除けば安く手に入れることが可能ですので、自分好みのアイテムを探してみてください。
個人的にはオランダ軍のカーゴパンツがオススメです。
その5:ユニ×ミリ
ジャケット:ユニクロ サイズXL 3990円
シャツ:ユニクロU エアリズムコットンオーバサイズTシャツ サイズXL 2990円
ボトムス:Royal Navy(イギリス海軍) コンバットカーゴパンツ サイズ104 2500円
解説
紺色のカーゴパンツをベースにコーディネートしています。色の組み合わせはその1〜3と同じような色の組み合わせですね。イギリス海軍のコンバットカーゴパンツは横のポケットが斜めについていて特徴的ですのでトップスはシンプルでOK。
このカーゴパンツはとあるミリタリー屋さんでビッグサイズ特価で2500円でした。安い!ウエストは104cmですがベルトでグッと絞って履いていますが全然アリ、というかむしろシルエットにメリハリが出て太めのほうがいいと思います。
まとめ
今回の記事ではミリクロのスタンダードなコーディネートを紹介しました。今後も別のコーディネートやオススメのアイテムなどを紹介していきたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。